10月3日、古河市の大和田公民館で行われたタウンミーティングに潜入(※自由参加です)してきたので、簡単に流れや印象を書いておきます。後ほど市の担当者から写真や要旨を頂けることになっているので、それが頂けたら改めて更新します。 ※会場内での撮影は禁止だったので、文章のみになっておりますが、何卒ご了承ください。

 

まず、当日の流れとしては・・・

 

  • 開会
  • 出席者紹介
  • 市長あいさつ
  • 意見交換(事前質問事項等について・質疑応答)
  • お礼のことば
  • 閉会

 

上記のような形です(配布資料より引用)。

時間は全会場統一で18時半~20時半の2時間。主催は古河市企画課で、行政側の出席者は「市長」「副市長」「関係各所の部長・課長」でした。なお、企画課の方に確認したところ、市長と副市長は全日程に参加するそうです。この辺り、行政側の気合いの入り方が伝わってきますね。

会場で配布された資料は2種類ありました。ひとつは先にも引用した進行表で、もうひとつが「事前質問事項回答書」というものです。これも企画課の方に確認しましたが、事前に各地区の行政区長・自治会長に「質問があれば予め提出して下さい」と伝えてあるそうです。なお、その事前質問をどうやって決めるのかは行政区長や自治会長に委ねてあるので、市側は関知していません。そういった形で提出された質問に対して、各担当課からの回答が掲載されています。

 

事前質問は行政区や自治会のお偉方だけで決めてしまって、他の住民が全く関与していない場合も考えられるので、タウンミーティングの中でもメインとなるのは、やはり「意見交換」の部分でしょう。ちなみに、事前質問に関しても、担当者からの回答がひと通り読み上げられてから、参加者は挙手をして質問や意見を述べることができ、また担当者がそれに回答する「生のやり取り」が行われます。もちろん、その場ですべての質問に対して明確な回答を出すことは難しいのですが、その中でも各担当者は可能な限り丁寧な回答を心がけている印象を受けました。

該当する行政区の話に限らず、市政全般に関しても質問する時間がありました。大和田地区では、「震災や竜巻等の災害発生時の対策や対応、補償に関して」「小児科医の不足について」「道の駅でのイベント企画について」等、様々な質問が出ていました。担当者が回答することもあれば、市長が話すこともあったりして、質問の内容によってはかなり貴重な機会になり得るように感じられました。

地区によって差はあると思いますが、大和田地区は駐車場が埋まるほど参加者が多かったです。ただ、参加者の8~9割は50代以上の方で占められていて、若者はどこに行ったんだ!? と思わずにはいられませんでした。

 

このタウンミーティングは大和田地区での開催を皮切りに、12月までの約2ヶ月をかけて行われます。各地区ごとに会場や日程が決まっているのですが、別に自分が住んでいない地区のタウンミーティングでも参加は可能だそうです。まずはこういう場に自分が出て行くこと、また、行政の人たちがこういう場に出てきている機会を逃さないことは、非常に大切だと思います。

行政の方々には意地悪に聴こえてしまうかもしれませんが、「市民自由参加型のタウンミーティングを実施した」ということは、イコール「市民と対話の場を持った」ということを意味します。実際の参加者が誰であろうと、です。それは明確な事実として残りますから、極端な話、「行政の人間は外に出てこない」なんて批判は「いや、タウンミーティングやりましたけど」と回答されれば一瞬で論破されてしまいます。だからこそ、市民の側もこういう機会を逃しちゃいけないんです。別に質問はしなくてもいいから、自分の住んでいる地区でどういう人が参加しているのか、どういう質問が寄せられているのかを知る貴重な機会ですし、ひとりで行くのが不安だという方は、友達でも誘って行った方が良いと思いますよ。

こういう場は真面目で堅いイメージを持たれやすいですが、逆にユル〜い質問があると、会場全体の雰囲気も柔らかくなるので、良いアクセントにもなります。大和田地区の場合で言えば、「道の駅では今後、どんなイベントを企画しているんですか?」との質問に対して企画課長が「例えばイルミネーションなど...」と回答した所、軽い歓声が上がっていました。この質問が今回は一番リアクションの大きな質問になりましたから、「こんなこと聞いたらダメかな...」なんて悩む心配は無用だと思いますよ。

最後に、今後のタウンミーティングの開催日程が市のHPに載っているので、以下にリンクを貼って終わります。

 

関連リンク

平成25年度古河市タウンミーティングを開催します(茨城県古河市公式ホームページ)